今日は、新しい釉薬を作ろうと思いテストピースを作りました。
そもそも釉薬って何?って感じですが、器の表面にかかっているガラス質のやつです。
けどガラスとは違います。
元々は薪を燃やして焼いた時、薪の灰が器にかかり、土の表面を溶かして艶々になったのが釉薬の始まりだそうです。(と学校で習った。多分)
昔の人は土の表面がガラス質になって不思議だったでしょうねー。
その釉薬のお陰で器は汚れにくく丈夫に、そして装飾の面でもバリエーションが増えていい事尽くめ。
そんな釉薬ですが、陶芸家にとってはとても大事な存在です。
大学時代の教授は、青磁で人間国宝になった三浦小平二先生ですが、いつも『自分の釉薬を作りなさい』とおっしゃっていました。
私は釉薬を何種類も使って模様を描くので、沢山の種類が必要です。
ただ複雑な事はよく分からないので、(大学で原料学習ったけど)長石(鉱物)と灰をベースに作ってます。
大学で教わったレシピで作る釉薬もありますが、今はだいぶ自分のレシピが増えてきました。
↑焼く前
テストピース自体に直接調合を書いてます。
ノートに書くと、どこに書いたか分からなくなるので^_^
調合もモザイクで。
真似出来ちゃうし。(誰もしないか・・・)
秘伝のタレみたいな感じです。
さて、どんな色に焼き上がるかな。